Highpolish Brass Armar Zippoについてpt.2
以前使っていた物が余りにもボロボロ過ぎてお世辞にもカッコイイとは言えない風体に成り果ててしまったので、実は密かに買い替えていたブラスポリッシュ。
やっぱり新品の輝きは眩しい。
こんなピカピカだったっけか?
初代はかなり損傷が激しく、もはや経年変化ではなく単なる劣化に過ぎず、ブラスの持ち味であるくすみや、色の濃淡を楽しめなかった。
地面に落としてしまったり、小銭や鍵と一緒にポケットに入れたり、何かよく分からない汚れが付いた時もステンレスタワシでゴシゴシやったり、そんなことしてたらまた落っことしたりと、とにかく相当雑に扱っていた。
なのでコイツは出来るだけ綺麗に、というか気を使うつもりは無いけれど、自然なブラスの変化を楽しむつもり。
鏡面仕上げは敬遠しがちだけど、ブラスに関しては鏡面の方が良い。
表面の独特の変化もブラスポリッシュならではだし、手に吸い付くようなしっくり来る感触はやはり鏡面ならでは。
ブラッシュやバレル加工物は、表面に凹凸がある為、手に接触する面積が鏡面よりも少なく、サラっとはしているがよく滑ってしまう印象。
まぁどっちが優れてるって事でも無いけどね。好み。
で、約2週間使用したのがこちら。
ブラスってこういう変化をするんだ!っていうのがようやく味わえた気がする。
まだツヤ感は残っていて多少指紋は目立つけど、ぼちぼち良い感じに黒ずんで来そう。
やはり角の部分はよく擦れる為、黒ずみは無く、平面部から変色が始まっている。
これを待っていた。
このコントラストこそ真鍮無垢の醍醐味である。少しずつだけど、変化していく表情が楽しい。
…で、やっぱりこれもやりました。
完全にチューニング中毒です。
アーマーは初挑戦だったんですが、やはりヒンジ付近に多少キズが入ってしまいました。これに関しては只今良い方法を模索中。
でもまぁどうせすぐにキズまみれになるっしょ。(と自分に言い聞かせています…。)
で、やっぱアーマーは音がハンパなく素晴らしい。
『キュピーーーン!!』
みたいな。
すいません、若干誇張しましたが、デフォルトの音からは比べ物にならない位高く、伸びのある音に変わったという事です。
しかしこりゃ一度やると抜け出せないな。
ただ、アーマーは音の劣化が早いような気がするがどうだろう?
理由は多分、ケースが重たい分レギュラーよりもヒンジに負荷がかかる為か、もしくは僕のヒンジの調整が甘かったのか。それか無駄にキュピンキュピンやり過ぎてるのかな…。
もしチューニングジッポー(アーマー)を使っている方が居たら情報頂けると助かります。
とりあえずヒンジがヘタったらまた調整するの面倒だなーと思ったり思わなかったり。
何はともあれこのハイポリッシュブラスアーマーは最もスタンダードなジッポーの一つであり、永遠のマスターピースだ。
いつでも僕の中で不動のNo.1で居てくれる。
失くしても、壊してもまた同じ物を買おうと思えるのはコイツだけだし、初めてジッポーを買う人にも是非オススメの一つである。
Silver Plate Zippoについて
シルバープレート(銀メッキ加工サテン仕上げ)のジッポー。
最近柄モノばかり買っていたせいか、また無地を選ぶ傾向にある。
波だ。その内また柄物を買い出すだろう。
で、コイツはよくある超厚銀メッキではなく、普通の安い方。
ホントはスターリングシルバーや超厚メッキ物が欲しいんだけど、高過ぎておいそれと手が出せないので、手っ取り早く物欲を満たす為、コイツをゲット。
綺麗。
安かったとはいえ、そこは流石銀メッキ。やはり上品な輝き方。
クロームメッキとは違い、白っぽい輝き方で、高級感がある。
ただ、いかんせんキズが付き易い。
スターリングシルバーもそうらしいが(持ってないから実際は分からないけど)銀は柔らかいので、スグに傷だらけになる。買って次の日には購入時の上品さはどこかに行ってしまった。
これを良しとするかどうかはアナタ次第。(何だそれ)
まぁクロームメッキの丈夫さを取るか、銀の変化を楽しむか、と言った所。
僕は後者だ。
パッと見、高そう。
けど安い。それがミソ。
製造年は2011年1月。
6年前。意外と古い。
2週間使用後↓
汚なっ…
写真は若干黄色がかっているがこれは部屋のライトのせい。
とにかく小傷が凄くて、まるでバレル加工がされているようだけど、傷の入り方がソレとは違い均一ではないのでだいぶ見すぼらしい。
もはや購入当時の写真が嘘のようだが、まぁこれはこれで案外気に入っている。
…で、
…そうです、やりました。やっちまいました。
音調整は基本やらないとか言っておきながら、気が付いたら無心でカムを削ってましたね。ありゃ麻薬だ。
ま、今回も一応成功したので良しとしよう。ただ、音は前回のストリートクロームの方が良い。何で??
Zippo開閉音の調整に挑戦!【後半戦】
さぁ早速後半戦スタート。
【第三段】
ヒンジのかしめ作業。
前半にハメたステンレス釘を一度抜き、ヒンジをタイトにしていく。
ここは慎重にいかないとヒンジに傷が入ってしまううえ、イジくり倒すと収拾がつかなくなってしまうので要注意。
一つづつ
少しづつ
慎重にボトムの方もかしめて再び組み立てていく。
僕がやったのは、ほんの僅か、曲がったのか曲がってないのか分からないレベル。
そしてピンを…
ピンを……ってアレ…….ピンが……
…キッツイ!
ふぅ、ようやく入った、の図。
おお!
リッドが90度に立った!
ネットでは見ていたけど、自分でやったのは初めてで実に感慨深い。
で、肝心の音は…
ヒンジがタイトになった事で音が反響し、劇的に伸びのある音に変化した!
ただ、これは前半の調整ありきかもしれない。なのでヒンジのかしめ単品でやった時の効果は定かではない。
因みにこの調整は使っている内にまたヒンジがヘタって、元に戻ってしまうらしい。そうなったらまた再調整。メンドクセッ!
ま、とりあえずは満足満足。
【第四段】
カムを削る。
ココを削っていく。
カムの下部分。
ココを削る事により、音の反響スペースを稼ぐという物。さっきの調整で既に満足しつつあるが、後もう少し。
だけどネットを見ていてもこの改造が一番リスクが高そう。
削り過ぎると蓋が閉まらなくなってしまうそう。怖い。どうしよう…
いや、やる。それがストロングスタイル。
使うのは
ダイヤモンドやすり!
やっと出番が来た。この金色の輝き…赤い持ち手とのコントラスト、実に綺麗だ…ってそんな事はどうでもいい。
いざ!
少しづつ、少しづつ…
音の響き具合と蓋が閉まるかどうかを確認しながら…
そしてとうとう…
完成!!!
奇跡的に無傷で生還出来た。
恐れていたヒンジ付近にも傷は無い。
音は….伝えられないのが本当に残念な位、最高の音になったと自負している。
開けた瞬間にカムが蓋を押し上げ、それがガタの無いリッド内部で反響し、
「コォーーン」
と長く、耳触りのいい音が響く。
デフォルトのどこか締まりのない音から、洗練されたクリアで伸びのある音質に昇華された。
正に理想の、頭に思い描いていた音になった。
【感想&まとめ】
調整は大成功で、かなり満足。
ド素人にしては良くやったと自分を褒めてやりたい。
全ての工程において上手くいったし、作業も思いのほか難しくなく、スムーズに行えた。
それぞれの工程については、どれか一つだけやってもそれ程大きな変化はないような気がする。全てを上手に、バランス良く調整した時に“アノ”素晴らしい音になるんだと思う。
時間的にはブログを書きながらだったので、結構かかってしまったが調整作業だけならば割と短時間で済みそう。
それに素材、加工方法、形状の違い等によってどのような音の差異があるのかはかなり興味がある。
ただ、改造にはやはりそれなりのリスクを伴うので慣れない方は(僕も含め)お気に入りのジッポーではやらない方がいい。保証も無くなるしね。
もし、またやるか?と訊かれれば、うーん…気が向けば、といった所。
【余談】
今回、調整途中気になった事がある。それはヒンジピンを外す際、このモデルはピンが丸見えだったので外し易かったけど、手持ちを確認した所、アーマー・41レプリカはヒンジピンが1/3程隠れてしまっている。それに比べ、何故かレギュラー品はピンが外し易そうな物ばかり。
分かりづらい画像でスミマセン。右がアーマー。
こんなのどうやって外すんだ?
確実にヒンジに傷が入る気がするが…。
ま、基本音の調整はやらないので別にいいか。気になったので。
余談でした。
Zippo開閉音の調整に挑戦!【前半戦】
僕はジッポーに変な改造傷が付くのが嫌なので、基本イジらない派だけど、ジッポーについてブログを書いているのにも拘らず、このテーマに触れないという事は“逃げ”に他ならないので、今回は思い切って挑戦してみる事に。
やり方と画像、そして感想を作業しながら書いていく。
初めてやる方は(僕も初挑戦なので)参考までにご覧下さい。
因みにタイトルはダジャレではない。
用意した道具は
・1.2mmの真鍮とステンレスの釘2種類
・やっとこ(ギザ無し)
・ピン抜きに使う先の尖った物
・ヤスリ
・(写真には無いが)ラジペンかニッパー
とまぁ、どれもホームセンター等で安く調達出来る物。
金槌か木槌があった方がいいかな…まぁ今回は無しでいく。
そして今回挑戦するのはこの4つ。
1・カムクリップ(リッド内部のコの字パーツ)の位置調整。
2・ヒンジピンの交換。
3・ヒンジのかしめ。
4・カムを削る。
で、今回用意したジッポーはコレ。
一番安くて定番のモノを選ぼうと思い、レギュラーのブラッシュクロームにしようと思っていたんだけど、普通過ぎてどうも購買意欲をそそられなかったので、値段もほぼ同じの以前から気になっていたコイツをゲット。傷も目立たないし、尚良し。
普通にかっこいいのでイジるのは気が引けるが、万が一失敗してもリスクは少なくて済むし、成功すればお気に入りの一つになる。ただ、失敗する気は微塵も無い。
伸るか反るか。
まず肝心のデフォルトの音だけど、皆さんご想像通りの、良くもなく悪くもないザ・普通の音。
理想としてはShop2のチューニングジッポーの音(知らない人はYouTubeでご確認あれ)を目指す。
まぁ素人がアレを目指すのは難しいだろうが、音質改善を試みる誰もがあの「キーーン」という伸びのある、まるで金属製の打楽器の様な音を追求しているハズ。
僕もそれを目指す。
では始めよう。
【第一段】
カムクリップの位置調整。
実はこれは既にいくつかのジッポーで実践済み。
何故ならこれが一番手軽でローリスク、それなりの効果があると思っている。
やり方は実に簡単。
蓋内部のコの字パーツをほんの少し広げる。これだけ。写真では右上に広げる形になる。
調整と開け閉めを数回繰り返し、自分がココ!と思う所を見つければOK。
注意点は広げ過ぎると蓋が閉まらなくなる。が、元に戻せば済む。
あんまりイジくり回すとパーツが折れる可能性があるが、多分そんな事にはならない。
音がどうも気に入らないけど、改造はしたくない…という方にオススメ。
一瞬で出来るし、表面に傷が付く心配も無い。これだけでも十分音は改善される。
【第二段】
ヒンジピンの交換。
ヒンジのピンをホームセンター等で売っている釘1.2mmの物(両端はカット)に交換する。
既に入っているピンよりも少し太いピンに交換する事により、音が変化するというもの。
普通は真鍮釘を使うみたいだけど、違いを確認する為にステンレスの釘も調達。
後は
慎重に…
既存のピンを抜き、
釘をピンと同じ長さに合わせてカット。
そして挿入。
本来、ここでヒンジをかしめておくのが普通なんだけど、今回はステンレスピンとの違いを確認する為、とりあえず入れ替え作業で済ます。
作業自体はそんなに難しくはない。
とりあえず真鍮釘をセットした感想は、
「僅かに音が良く(大きく)なった?」程度。
お次はステンレスピンを試す。
さっきと同じ作業を繰り返し…
完了。
結果、音は真鍮釘と変わらない。
となれば真鍮釘の場合、穴から覗く金色が悪目立ちして気になるので、ステンレス釘でいく事にする。
ここで前半戦終了。
さて、少し一服しよう。
音質はそこそこ改善出来たが、明らかな変化にはまだ及ばない。
後半戦も頑張ろう。
〜続く〜
後半戦はこちら。
Levi's 501Skinny Longday Rigid着用約1ヵ月経過
プチニュースタンダードを夏眠 & 501sをおろして約1ヵ月になる。
501sをしばらく穿いているけど、時期的に雨の日が多くて501sを休ませる事が結構あった。
というかジーンズ自体穿かない日が割とあって、プチニューはさっきも言った通りお休み中。LVC606は15オンスもあり、日中クソ暑い。501sは以前、雨が降った時にシャツやスニーカーに激しく色移りしてしまったので、避けがちだった。
と言う訳でおろして1ヵ月は経過したものの、メインはジーンズでは無く、チノパンを穿いていたという何とも情け無い報告をする羽目になってしまった。
なのでジーンズの着用時間は殆ど伸びておらず、変化は皆無。
完全に501sをおろすタイミングをミスった。まぁこれも経験なのかね。
一応写真を貼っておくが、ほぼ変わっていない。
ほんのりシワが…見える。
着用時間はおよそ60時間。
前回も言ったかもしれないが、ウェストがガバガバになってしまい、相当腰パン(もはや尻パンレベル)になる為、ベルト着用&裾2回ロールアップで穿いている。変なクセが付かないといいけど…
それにしてもこれからどんどん暑くなっていくのに、こんなゴワゴワのズボン穿けるのか…
意地でもジーンズ! or 無理せず短パン!
この葛藤から抜け出せない今日この頃でした。
Antique Silver Plate Armar Zippoについて
銀メッキにバレル加工を施し、(変色を防ぐ為?)クリアコーティングされている。
バレル加工物は最近のお気に入り。
ではバレル加工とは…
容器(バレル)に被研磨物と研磨材を入れ、バレルの運動により研磨する方法。これにより、独特の質感が表現出来るというモノ。
これは指紋が目立たない、見た目が渋いという素晴らしい加工。
パッと見、艶消しでザラザラしてそうだけど…
先程も言った通り、クリアコーティングされていて艶感があり、手に良く馴染む。
手前のロゴがケースに映っているのがお判りだろうか。
渋い。
完全に余談だが、僕はショートホープを吸っている。
“余談終了”
これまでバレル加工物はプリント入りしか買ってなかったんだけど、たまたま無地の、しかもアーマーで発見!
これは買うしかないでしょう…
普段はブラスのハイポリッシュアーマーを使っているんだけど、他にも普段使い用を探していたのでコイツは本当にドンピシャ。
やっぱり普段用は無地に限る。
デザインやプリント物も良いけれど、どうしてもキズやプリント剥がれ等が気になってガンガン使い難い。その点コイツはキズが入っても目立たないし、見ていて飽きない。何よりカッコイイ…。
そしてもう一つ、コイツは開閉音が良い。
今まで買った中でダントツ良い音がする。さすがに某お店2のチューニングジッポー等とは比べ物にならないが、デフォルトでここまで良いのは初めて。
勿論個体差があるし、このモデル全てが良い音かどうかは確認のしようが無いので、断定は出来ないが。
とにかく、これは間違い無く今まででトップクラスのお気に入り。
Can't Fix STUPID Zippoについて
意外にもこれが初のブラックマット。
黒地に白でCan't Fix Stupid(馬鹿は治らない)という中々キツいメッセージ入り。
黒と白のコントラストが最高にクール。
これが無地のブラックマットだったら絶対買って無かった。白文字ありき。
で、STUPIDのPが反転になっている。
一応際どい単語を濁したつもりなのだろうか。
f**kみたいな感じかな。分からんけど。
こういうメッセージがデカデカと入った物は今まで無かったのでかなり新鮮。
手触りは以前紹介したレッドマット同様サラサラしていて、手がカサカサの僕はつい落っことしてしまいそうになる。
製造年は2015年1月。
結構新しい。
コイツは安かったけど僕のコレクションの中でも相当お気に入り。
ってこれ、ホント毎回言ってるな…
“Can't Fix Stupid”
どうやら僕の事だったようです…。