Levi's 501Skinny Long Day Rigid 着用8ヶ月経過
リーバイス501スキニーロングデイリジッドの着用8ヶ月経過記録。
着用開始から現在まで、水を通したのは糊落とし時の1回のみのこのジーンズ。
しかしまぁ、よくこんなに長い期間洗わずにこれたなぁというのが正直な所。
洗濯を我慢したり、する必要が無いと感じたり、面倒だしまだいいかなーなんて思ってみたり、色んな感情が入り混じって今に至る。
そして現在の着用時間はおよそ1400時間。大体毎月200時間程度は穿いている事になるかな。
一般的にこれが多いのか少ないのかは分からない。けど最近思うのは、単に何時間穿いたーと言ってもその着用時間に対する運動量は人によってまちまちで(実際僕も立ちっぱなしの時間が多いし)、それこそ穿いているジーンズのサイズ感やオンスによってもアタリの付き具合や色落ちにも違いが出て来るので、もはやこんな着用時間のカウントは無意味な気がしている。
まぁでもいつか何かの参考になると信じて一応記録は続けよう。
【写真】
フロント ↓
8ヶ月も洗わずに穿いている割に案外あっさりした見た目。
色落ち云々よりもとにかくシワシワなのが目立つ。
ウェストの伸びが酷くて、もうリジッドの時位あるんじゃないの?って位伸びきってしまい、ベルト無しではそのまま脱げてしまう状態。採寸してみようかと思ったけど、それは洗濯前の方がいいか。
バック↓
特に目立った色落ちも無い。かと言って清潔感も無い。兎にも角にもシワシワなのである。
コインポケット↓
最初は好きでは無かったコインポケットにジッポーを入れる行為。
今ではマイジッポー専用のポケットを作っていく感覚が案外楽しかったりもして、結構気に入っている。
しかし、ここに来てとうとう向かって左上と右下の角部分ほつれてきてしまった。
ここが本格的に破れてきたら厄介そうで、早めにリペアすべきか悩み所。
で、少し話がズレてしまうけど、これに関して最近ちょくちょく起きる問題があって、それが
これ。
コインポケットにジッポーのアタリが付くのは分かるけど、まさかのジッポーの方にコインポケットのアタリが付くっていう。
まぁアタリというか、色移りなんだけどね。
それにしても淡色のシャツやスニーカー等に色移りするのは良くある事だけど、まさか金属にも移るなんて。しかもコレがかなり厄介で、気付いた時には既に遅く、拭こうが何しようが全然取れない。
多分普通にポケットに入れている分にはこんな事にはならないんだろうけど、コインポケットみたいな小さな所に常に固定されて、身体に密着した状態が続くと移りやすいんだろうな。
幸いジッポーはいつも同じ向きでポケットに入れていた為、かろうじて裏面は無事なんだけど、表はデニム柄がもろに転写されてしまった。
これまでの経験上、この色移りは鏡面仕上げのジッポーに起こりがち(ブラッシュ加工等のザラザラ仕上げのヤツは今の所大丈夫)なので、もしコインポケットにジッポーを入れている人、今後入れようとしている人は多少注意した方がいいかも。勿論そんなの気にしねーよって方はお好きにどうぞ。
で、こういう事は今まで何度かなっていて、取ろうと思えばシンナー等で取れるんだろうけど手元に無いし、この為だけにわざわざ買いに行くのも面倒なので、悩んだ挙句その都度ステンレスのタワシでゴシゴシ擦り取っていたんだけど、このままではケースがどんどんすり減ってしまうのでもういい加減諦めて放置する事に。
最初発見した時はかなりヘコんだけど、まぁこれもアジというか、自分らしくて良いのかななんて最近は思えるように…いや、そう思う事にした。
さてさて、いつの間にかジッポーの話になってしまったので、今日はこの辺で。
LVC606 Super Slim 4度目の洗濯
リーバイスヴィンテージクロージング606スーパースリム4度目の洗濯記録。
前回の洗濯からたったの2週間。まさかもう洗う事になるなんて、僕自身思いもしなかった。
というのも、休日に4歳になる姪っ子を連れて公園に遊びに行ったんだけど、そこでかなりハードに遊んでしまい(主に僕が)、めちゃめちゃ汚れてしまったので洗濯せざるを得なくなった。
まぁでも、仕方ない。
こういう時に気兼ねなく穿けるのもジーンズの良い所。そのお陰で楽しい時間も過ごせた事だし、ジーンズに感謝しないとね。
ただ、かなりの体力を消耗したけど。
で、洗濯。
さて今回はどうしたモノかと考えたんだけど、やっぱり前回と同じくつけ置きで行く事に。
ただ、表面の砂やら埃を落としたかったので、今回は60°位のお湯にハンドソープを混ぜ、表向きで浸けておいた。時間は30分位かな。案の定、砂やら木屑がいっぱい付着していた。
そしてシャワーですすいでそのまま浴室乾燥。
ある程度乾いたら外に放り出す。
個人的にこの方法が結構しっくり来ていて、洗濯機を全く使わないので脱水時につくシワを気にする必要が無く、かなりラクちん。
なので今後もこれで行こうかなーなんて思ったり思わなかったり。
各部写真
フロント↓
ケツ↓
膝裏↓
裾↓
フロント全体↓
バック全体↓
前回の記事を見て下さった方ならお分かりの通り、ほとんど変わっていない。若干色が薄くなったかな、位。
どうせ何も変わらないだろうと思って洗濯したので、もはや驚きも何も無い。
浸けておいた時間も短かったし、まぁこんなモンか。綺麗になったからそれで良い。
後、
泥だらけになったオールスターもついでに洗ってやった。
洗ったと言ってもボディソープをぶっかけて、シャワーですすいだだけだから黒ずみまでは取れていない。
そして多分この干し方も間違っている気がする。
ほんと、こういうシューケアやら物のメンテナンスとかってどうも苦手なんだよな。
でもコンバースのオールスターってボロくなってもカッコ良く見えるから不思議。
けど、くたびれて良い感じの雰囲気になってきたなぁと思ったらソールが磨り減って交換しなきゃいけないっていう。
どことなくジーンズと似ている気がするのは僕だけだろうか。
Vintage Zippo ♯2
ヴィンテージジッポー第2弾。
今回は以前紹介した物より少し後の年代になります。
ボトム刻印には様々な種類があるけれど、この様に底面全体に文字がびっしり書かれている物は所謂フルスタンプと呼ばれ、製造年も1953年〜55年までの間と短い事もあり、この刻印はジッポーファンの間でも人気が高い。筈。
個人的にもこのフルスタンプが一番好きで、無地ケースとの対比も何とも良きかな。
更に裏面のメッキが剥げている部分がありますが、覗いているのは通常ケースの地金で使われているブラスでは無く、スチール(鉄)です。
フルスタンプ刻印(1953〜55年)にはブラス製とスチール製があり、スチール製は更に製造期間が短い(1953〜54年初期まで)なのでフルスタンプのスチールケースは希少と言えるでしょう。
まぁマニアの方々からすればめちゃくちゃ希少って程でも無いんでしょうが。
で、材質がスチールなのはケース内部を見ても分かります。
メッキがかけられていても大抵は内側までキチンとかかっていない事が多いので、ブラスならここが金色になっている筈。最悪、判断出来ない場合は目立たない箇所を削ってしまうのも一つの手です。
というか、そもそもスチールケースは磁石にくっつく(ブラスはつかない)ので、スチールか否かはそこで容易に判断出来るかと。
過去にジッポー社がケースの素材にスチールを使ったのは2度あり、第二次世界大戦の時と朝鮮戦争の時。
戦争時、真鍮は薬莢等の製造に回される為、使用が制限されていました。
そこで使われたのが、このスチール製のケースという訳ですね。
WWⅡモデルと呼ばれるブラッククラックルは錆止めの為と、当時軍からの大量の発注に製造を間に合わせる為に、素早く塗装を完成させる必要があり、表面にその塗装がされていたんだけど、このジッポーはスチールケースにクロムメッキがかけられています。
何でブラッククラックルじゃないんだという疑問もありますが、第二次大戦時はクロムも不足していたのかも知れませんね。想像ですが。
で、この朝鮮戦争時のモデル、メッキが薄くなって、どこかしら錆びが回ってしまっている個体も多いのですが、コイツは割と綺麗な方ではないでしょうか。
ヒンジ付近。
てっきりフルオリジナルかと思っていたんだけど、ヒンジがガタガタだったので軽く調整しようと思いピンを外したら、真鍮ピンに交換されている事に気付きました。古い物だし、ヒンジピンは一番摩耗するであろう部品なので、何ら不思議では無いのだけど。
とりあえず歪んだヒンジ穴を綺麗に揃えてピンを入れようとしたら何故か入らなくて、にっちもさっちも行かなくなり、仕方なくまた元のガタガタの状態まで戻したらピンが入りました。
恐らく前の所有者がオリジナルのピンより少し太い真鍮ピンを使ったのかもしれませんね。ヒンジの左端(写真では一番下)にピンを通し易くする為に僅かに削った跡があり、ヒンジがガタガタだったのも、ピン交換後に穴に通し易くする為にワザとやったのだと最後に気が付きました。何とか外見を崩さないように気を使ってやったのでしょうか。
それにしてももう少しでぶっ壊す所でした。
気になったのはカムの削れ具合。
カムクリップと当たる場所がやたら削れて摩耗していますねぇ。特に上部がこれだけ削れてるのも珍しい様な…スチールだから?
クリック音もスチールケースは少し独特で、今までのどのジッポーとも違うどこか冷たい音の様な気がします。
気がするだけかもしれない程度だけど。
実はこのジッポー、ヴィンテージだけど、普段使い用に購入しました。
ヴィンテージだからこそ、今自分がガンガン使ってみたい。コレクション用ではなく、そういう気持ちになって選びました。
集めるのも楽しいけど、やっぱりこういうのは使ってなんぼでしょう。
例えそれが65年前のライターでもね。
It works!!
LVC606Super Slim 3度目の洗濯
リーバイスヴィンテージクロージング606スーパースリム3度目の洗濯記録。
実はひっそりと購入から1年が経過していたこのジーンズ。
そして前回の洗濯から約8ヶ月になる今日この頃、そろそろ洗わないとヤバいという何かを感じるので洗濯を決行する。
この洗濯を含め、1年で1wash, 2soaks。
要は洗濯機で1度、浸け置きで2度の計3回の洗濯。
ジーンズ穿き込みをされている方からすれば多分これ位が一般的なんじゃないかな。どうなんだろ。
僕は洗濯機に入れるか浸け置きにするか、もっと言えば洗濯の方法について、何か根拠があって毎度変えている訳でも無く、単にその時の気分で適当に決めているので、もし目指す色落ちの計画がしっかりあって、キチンとした洗濯方法を知りたい方が居るならこんなブログを見るのは今すぐ止めた方が良い。自分で言うのもなんだけど、僕はかなりいい加減な男なのである。
さて、一応今回の方法はこう。
洗面台に適当にぬるま湯を溜め、そこらにあるハンドソープを適当に入れまくり、裏返したジーンズを投入し、1時間程度放置。
すすいで脱水して外に出て逆さまにして干す、のが寒いし面倒だったので風呂場ですすいでそのまま浴室乾燥。終わり。
にしても回を追うごとにだんだん雑になっていく自分が怖い。
洗う前は、今回はあーしてこーして〜♪とか色々考えるんだけど、いざ洗うとなると、あーもうどうでもいいわ…メンドクセ…眠た…ってなってしまい、また今日もこんな感じに。
ただ、洗濯機洗いは浸け置きに比べてグルグル回す分、過度にジーンズを擦る事になり、全体の色落ちのスピードも浸け置きのソレよりも幾分早くなるので、俗に言うのっぺりした色落ちになり易いかも。勿論洗う頻度にもよるし、そういうのを目指す人も居るだろうからそこは好みの問題だろうけど。
後、洗濯機洗いは妙な洗濯ジワもつく可能性も無きにしも非ずなので、僕は浸け置きを多用する傾向にあるかな。
YouTubeでもHow to Wash Raw Denimとかで調べると、それは大抵浸け置きだったりするし。
洗濯による色落ちを抑えたいなら少量の酢や塩を入れるとインディゴの定着を強められるらしいけど、効果の程や如何に。塩はともかく酢は…何か嫌だよな。
各部写真
フロント↓
前回と殆ど変わっていない。
いや、全く同じ。
本当に洗濯したのか本人でさえ疑うレベル。まぁたった一回の洗濯では何も変わらないのが良く分かった。
あ、因みに例によって洗濯後に着用済みの為、既にシワが入っている。
バック↓
ケツが青いとはこの事か。
膝裏↓
ハチノスと呼ぶには余りにもおこがましい。なので膝裏という名前に変更。
他にも何やかんや写真は撮ったんだけど、余りにも変化が無さ過ぎてこれ以上載せるのは無駄だと判断したので省略。
一応着用画像↓
身長170cm 体重58kg サイズ28inch
色味に変化が無かったとは言え、やっぱり洗濯直後の生地が詰まり、ハリが戻ったこの質感は何とも言えない。
サイズ感も穿き始めの頃に戻り、気持ち的にもハリが戻るってなモノ。
とか言っている間にまた伸びるんだけど。
それにしても8ヶ月前と比べても大して変わらないな。
そう言えばレングスがまた少し縮んだ気がする。こういう防縮ジーンズは縦には結構縮む印象。裾はある程度長さが欲しい(クッションが入っていないと嫌)なので、あんまり裾上げしなくて良かった。
さてさて、次の洗濯はいつになるだろう?
何だかバキバキにはならなそうな雰囲気で、そもそも606でバキバキってどうよ?みたいな思いも湧いて来て、もうこうなったらどんどん洗って綺麗なブルージーンズにしようかなーなんて、思ってたよりメリハリがつかなかった事への逃げ道を考えている最中。
どうでもいいけど冬にオールスターは寒過ぎる。帰ろ。
Levi's501Skinny Long Day Rigid 着用7ヶ月経過
リーバイス501スキニーロングデイリジッドの着用7ヶ月経過記録。
現在の着用時間は約1200時間程度。
こんなに長い期間洗わずに穿き続けるなんて当初は思ってもみなかった。
それは穿いている時間の割に中々シワが定着せず、目に見えるアタリもほとんど無くて、この状態ではまだ洗えない…という思いをズルズル引きずったままここまで来てしまったからである。
さっさと洗って伸びきったサイズ感を元に戻す方が良いか、もう行ける所まで行ってしまうか。未だ初洗いのタイミングを計れないでいる。
まぁ、一回の洗濯にそんなに神経質になる必要は無いんだろうけど。
他のリジッド穿きから始めた2本と比べ、これだけシワが定着しない理由としては、やはり糊落としの有無とオンスの違いかな。
糊を落とし、他の2本より薄く、サイズも緩い501sにアタリがつきにくいのは当然だろう。そうなると糊落とし後にまた糊付けしちゃう人の気持ちも分からんでも無いんだよなぁ。
とは言ってもそこまでする気は無いし、なるようになると思っている。
例えそれが自分の思い描いていた色落ちではなくてもね。
とか何とかカッコつけた事言っちゃってますが、目の前に転がっているのは依然として濃紺のジーンズ。
各部写真。
前回からほぼ変化が無いので退屈な写真ではあるけど。
フロント↓
さっきも言った通り、リジッド穿きならもっと鋭いアタリが付いていたんだろうけど、薄らぼんやりした何とも締まりの無いヒゲになりつつある。
バック↓
特に言う事無し。
ハチノス↓
おそらく洗濯すればキレイさっぱり消えるであろうハチノスという名の単なるシワ。ここって意外と色落ちしないのね。
裾↓
脚が長いので、レングス30でもロールアップ必須。え?逆?
写真ではパッカリングが見えるけど、実際肉眼ではほぼ見えないという謎。
コインポケット↓
ジッポーの出し入れが頻繁だからか、ここだけダメージの進行が早く、一番の不安要素。少し立体的になってきた。
全体前↓
全体後ろ↓
写真はかなり色が薄く写ってしまった。元々の色が黒に近い濃紺だったし、やはり染めが濃いから色落ちも遅いのかね。まぁ焦っている訳でもないし、とにかく気長に観察しよう。
そう言えば少し前から言っていたベタベタ気持ち悪い問題。
冬場は中にインナーを穿くので最近はめっきり気にならなくなった。穿き始めの頃はおろすタイミングをミスったと思っていたけど、結果的にはベタつきが出て来るタイミングでインナーを穿く事によって、上手くやり過ごす事が出来そうなので、これで良かったと思っている。
暖かくなってインナーを穿かなくなり、またベタつきが気になりだす頃が洗濯のタイミングかな。
それまではもう少しこき使わせて貰うとしよう。
Vintage Zippo ♯1
ヴィンテージジッポー。
これまで再三ヴィンテージには興味が無いだ、高過ぎて買えないだ、細かいディテールとかどうでもいいだとか言っちゃってましたけども、やっぱ古いモノも良いよねーってなワケで購入してみました。
元々こういう中古品や古着には何の抵抗も無いし、むしろ好きな方。
今回割と安く古い年代の物が手に入ったのでご紹介。
ASAM Wall Papers
企業広告物。昔の壁紙メーカーでしょうか。
表に柄がエッチングされていて、裏は無地だけど、下地の真鍮が露出しまくり。局所的に剥げている所も勿論だけど、全体的にメッキは薄くなっていて、角度によっては大分金色がかって見えますね。
擦り傷や何度も落としたであろう小さな凹みがあちこちに。
とまぁ、ざっくり見た通り、安く手に入った理由は状態とリペアの多さかと。
この年代でオリジナル・未使用・箱アリのデッドストックなら結構なお値段だったんだろうけど、まぁ古いモノだし仕方ないすね。
リペア箇所は、おそらくインナーは丸ごと交換。からのフリントホイールのリベット、カムピン、ヒンジも交換されているっぽく、メッキは剥げて、箱無し。
状態は良くないけれど、僕的にはそれで値段が大幅に下がってくれるならイッツオーライ。
むしろそれも味だと思うのですよ。
ジッポーは初期のモデルこそ今とは違うけれど、基本的な構造・外見の変化はほぼありません。
ただ、細かな部分でマイナーチェンジは繰り返されていて、そこで年代を見分けます。
まずはボトムスタンプ。
近年のモデルの様に製造年の刻印は無いですが、このスタンプは1946〜53年の間に製造された物。
次はインナーですが、上記のボトム刻印の時期はインナーの素材にニッケルシルバーが使われていたはずです。
ですが、どう見てもステンレススチールなので、後年交換されたモノと想像出来ます。からのリペア。
チムニー(風防)の穴の数も14個から16個になり、ホイールステイの形もそれまでの半円型とは異なり強化された物になって、ニッケルシルバーからステンレススチールに変わった1951年後期から53年前期頃のインサイドユニット。
勿論ヒンジも年代を特定する材料ですが、スポット溶接のダブりと、カムクリップの形状から交換されているものと思われます。3バレルだったのか5バレルだったのか。どっちやねーん。
ただ、リペアされている為に動作はすこぶる良好で、ガタつきも無いし、気分も良好でございます。
更に、1952年からは朝鮮戦争の影響で真鍮が不足し、ケースの素材はスチールになっていました。このジッポーのケースはブラスにクロムメッキがされているので、それより前の51年までのモデルという事になりますね。
という訳でこのジッポーはおそらく1948〜51年の間に製造され、インナーは後年次の年代の物に交換されたジッポーだと推測出来ます。多分ですけど。
なんか自分でも書いててワケ分かんなくなってきたですはい。
もっと細かい事を言えば、ボトムスタンプの文字の書体や間隔等で特定出来るんだろうけども、なんせこの年代はジッポーにとって細かな仕様の変化があった過渡期と言うか、本当にややこしい時期なので。
それにしても実に約70年前のジッポーですよ。
それをいま自分が手にしているなんて実に感慨深いですね。
そしてこの頃には既に現在とほぼ同じ形に落ち着いていたというのも驚き。
その証拠に、
現行のジッポーと比べてもほぼ違いは無いと言えます。
これ程長い間、ほとんど形を変えずに愛され続けているって凄いですよね。
手持ちのジッポーの中では断然高かったけど、ことヴィンテージにしては年代の割に安くて、我ながら本当に良い買い物をしたかなと思います。
このライターは一体どんな経緯でここまでやって来たのか、何人の人の手を渡って来たのか、それはどんな人だったのかなーんて、そういう事を色々想像するのも楽しいですよね。
これから少しづつヴィンテージジッポーを集めていこうかしら。
後、これにフリントとオイルを入れて使うかどうか本気で悩み中です。
LVC606 Super Slimの近況 その2
リーバイスヴィンテージクロージング606スーパースリムの近況。
もうすぐ年末。
大掃除ついでにコイツもそろそろキレイにしてあげたいって事で、洗濯を予定していたんだけど、何やかんやあって(単に面倒臭くなっただけ)結局洗濯しなかったので今回は近況報告というカタチでお届け。
前回のセカンドウォッシュから実に7ヶ月経過中の606。
この7ヶ月の間、あんまり穿かなかった訳でも洗濯を我慢していた訳でもなくて、何と言うかこのジーンズに関して洗濯という概念を忘れていた。
というのもこの606、所有している他のジーンズに比べて圧倒的にタフな印象が僕の中にあって、それがオンスの違いなのか、サイズ感の違いなのか、はたまた生地自体のポテンシャルの高さなのかは分からないけれど、穿いても穿いても中々くたびれない所か、未だに生地のハリ感は残っていて、洗濯の事などすっかり忘れていた。この辺はやはり15ozあるLVCのコーンデニムだけあるといった所だろうか。
生地にベタつきナシ。匂いナシ。ヘタリナシ。但し若干の穿き伸びは仕方ナシ。
てな訳で、無理して洗濯する必要ないなって結論。
以下606の現状報告をしていく。
各部それなりに風格が出て来た。
フロント↓
ヒゲは所有している3本の中で一番バランスが取れていて、タイト過ぎず、ユル過ぎず、ジャストサイズ故のイイ感じの入り方。
バック↓
ケツはサドルの形が大分出て来ている。クロスバイクに乗る時は無意識に606を選んでいる事が多い為、3本中サドルの色落ちが最も顕著。正直微妙だと思っているけど、もはやこれはどうしようもない。
膝&ハチノス↓
膝はプチニュー同様、謎の変色が始まっている。これホントに何だ?呪い?
シームを跨ぐアタリはナシ。
ハチノスは501sの様に皺を伸ばして見てみると意外と色落ちしていないっていう。
裾↓
裾はチェーンステッチで3cm裾上げしているけど、自慢の短足のお陰でよくロールアップするのでしっかりクセが付いてしまった。
ケツポケと黒タブ↓
何故かジーンズマニアの方はタブを丸めたがる様だけど、僕には理解不能。丸めてどーすんだ。僕はこの黒タブが気に入っているので、丸まらないで欲しい。というか丸まりそうにない。
ケツポケは正方形に近い形でリーバイスでは珍しくアーキュエイトステッチが無い。オマケにパッチも無いので黒いタブが良く目立つ。
この独特の感じが所有する喜びを満たしてくれるというか。
見る人が見れば僕も立派な理解不能の変態野郎なんでしょうね。
全体フロント&バック↓
606は当時若者向けの廉価版という位置付けだった様で、リベット等は無くバータックステッチで補強されている。
この簡素な感じも好き。
引きで見るとやっぱりまだまだ濃紺だけど、新しさは感じられない。
言わば中途半端な時期に突入した訳で。
でもこの雰囲気も嫌いではなくて、ようやく全体のイメージが見えて来て、むしろワクワクする。
今後の希望としては606独特の巻き縫いによるインシームとアウトシームのパッカリングが出てくればカッコイイだろうなーとは思っているけど、この感じだと出て来なさそう。
【もう一つのLVC606】
僕が穿いているLVC606(写真 左)は実は既に廃番となっており、現在リーバイスの店頭に並んでいるのはもう一つのLVC606(写真 右)。
これ少しややこしくて、僕の所有している黒タブEアーキュエイト無しモデルは606のプロトタイプをモデルにしたと言われていて、もう一つのオレンジタブEの方がその後継(本来の606の復刻)モデルになる。
この二つの606、発売当初は全てアメリカ製だったのに、今ではトルコ製に代わりつつあって、今はアメリカ製とトルコ製が混在している状態。もし購入を検討中の方は自分のサイズがあるならば、どうせならアメリカ製を買う方が後々希少性はあがるかも?まぁ自己満ですね。
因みに僕のはトルコ製です。はい。
で、両モデルともオリジナルは相当希少らしく、リーバイスの店員さんも殆ど見た事が無いと言っていた。そもそも606自体玉数が少なかったそうな。
他にもオリジナルでは黒タブでアーキュエイトステッチ有りという両者を掛け合わせた様なモデルもあったらしく、そのデッドストックは目ん玉が飛び出るお値段。
ヴィンテージ至上主義者では無いのでそういうのを欲しいとかは思わないし、以前も興味は無いと言っていたけど、知識として知る分には意外と楽しかったりする。知るのはタダだしね。
そしてこの二つのLVC606、似ていると言えば似ているけど細かな所で結構違いが。
生地はオレンジタブの方が藍が強くて、オンスも少し軽かったような。シルエットは黒タブよりテーパーは弱く、ポケットの形も縦長になっている。
黒タブの方はシルエットがかなり独特というか、ハイライズ気味でクセが強いので、万人ウケするのはやはりオレンジタブの方だと思う。
けど!
やっぱり俺はこの黒タブがいいや。