A.P.C Petit New Standard Jeansについて
さてLevi'sVintegeClothing606superslim
(以下606)を穿き始めてしばらく経った頃、ウェストが緩くなり始めた。
写真は606。
ネットで色々な方のリジッドジーンズの穿きこみブログ等を読んでいると、どうやら『穿き伸び』と言うのがあるらしく、ウェストジャストで買うと後々生地が伸びて緩くなるという事らしい。
正にそれだ。
加えて606と言うモデルは昔のスリムシルエットの復刻モデル。要は少し野暮ったい。何と表現すれば良いか分からないけど、何となく古臭い。
その野暮ったい感じでさらに腰穿きになる。まぁこれはこれで普通に穿けるんだけど、まぁ好みと言うか。
しかもコイツは防縮加工デニム。
洗ってもあんまり縮まない(らしい。けど、少し縮むらしい。どないやねん。)
縮んだとしてもまた伸びるだろう。
僕はウェストが緩い状態、又はベルトをしなければならないズボンは嫌だ。あまりベルトが好きじゃない。何だか邪魔に感じるのだ。
要はもう少しタイトな『シュッとした』(←コレって関西でしか通じない表現?)リジッドジーンズが欲しくなり、これまたネットで評判のA.P.Cのプチニュースタンダード(以下プチニュー)と言うモデルを試着しに行った。ネット情報だと、ウェストはかなり伸びるらしい。レングスは少し縮むとか。
28インチはやはりと言うかまぁ想像通りのサイズ感で、店員さんも結構伸びますよと言っていて、ここから伸びるとかなりマズい。これはパス。
次は27インチ。
ちょっとタイトだけど、普通に穿けた。
僕のちっちゃい脳みそはフル回転。さらにネット情報によると、試着時にボタン上2つは閉まらなくても問題無いとあった。普通に閉まっている。コレじゃマズいのか??
けど、流石に26インチは…
今まで28インチのズボンしか買った事の無かった僕は悩んだ挙句一旦店を出た。
僕の脳みそとリジッドジーンズの試着を繰り返した下半身は、疲弊しきっていたのだ。。。
と言う訳で暫し頭を冷やし、ネット通販でプチニューの26インチを買う事にしたのだ。これなら最悪返品も出来るし、試着室で汗だくになりながら、店員さんの『どうですか?』と言う声に怯える必要もない。
そして商品が届き、開けてみたのだが…
マズイ…ミスった…ジーンズを広げた瞬間分かった。これは穿けない…
見るからに小さい。けど、穿いてみない事には始まらないので脚を通してみた。
脚は何とか入った。と言うよりもネジ込んだ。しかしボタンが…上2つが入らないどころか、1つも入らない!
返品の2文字が頭をぐるぐる回り続け、あまりのジーンズのタイトさに気絶しそうになった。身動きが取れない…
俺は一体何をやっているんだ?
いい歳したおっさんがタイトなジーンズを何とか穿こうとマンションの一室で悶えている。本当に俺は何をやっているのだ?
けれどここで諦めてはいけない。必ず穿ける。ネバーギブアップ。
そして三日間程格闘した末、ようやく全てのボタンが止まるようになった。この時の写真もあるっちゃあるのだが、ちょっとキモかったので割愛。
それから1ヶ月、何とか穿き続けた。
何度も心が折れそうになった。
けど、流石にタイト過ぎて毎日の着用は無理だったので、606と併用して穿いていた。
そして更に1ヶ月程経過した頃
ようやく普通に穿けるまでになった。
長かった…。
ここから本格的に穿き込んでいくけれど、今後良い感じに色落ちが進み、これは僕の最高のジーンズだ!と心から思えたとしても、もう同じ事は2度と出来ない。それ位穿き始めから1ヶ月間はツラかった。こんなに細いリジッドジーンズを育てるのはコイツが最初で最後だろう。
そんな訳で今現在は606とプチニューを交互に穿き分けて、ジーンズライフを楽しんでいる。