Zippo開閉音の調整に挑戦!【前半戦】
僕はジッポーに変な改造傷が付くのが嫌なので、基本イジらない派だけど、ジッポーについてブログを書いているのにも拘らず、このテーマに触れないという事は“逃げ”に他ならないので、今回は思い切って挑戦してみる事に。
やり方と画像、そして感想を作業しながら書いていく。
初めてやる方は(僕も初挑戦なので)参考までにご覧下さい。
因みにタイトルはダジャレではない。
用意した道具は
・1.2mmの真鍮とステンレスの釘2種類
・やっとこ(ギザ無し)
・ピン抜きに使う先の尖った物
・ヤスリ
・(写真には無いが)ラジペンかニッパー
とまぁ、どれもホームセンター等で安く調達出来る物。
金槌か木槌があった方がいいかな…まぁ今回は無しでいく。
そして今回挑戦するのはこの4つ。
1・カムクリップ(リッド内部のコの字パーツ)の位置調整。
2・ヒンジピンの交換。
3・ヒンジのかしめ。
4・カムを削る。
で、今回用意したジッポーはコレ。
一番安くて定番のモノを選ぼうと思い、レギュラーのブラッシュクロームにしようと思っていたんだけど、普通過ぎてどうも購買意欲をそそられなかったので、値段もほぼ同じの以前から気になっていたコイツをゲット。傷も目立たないし、尚良し。
普通にかっこいいのでイジるのは気が引けるが、万が一失敗してもリスクは少なくて済むし、成功すればお気に入りの一つになる。ただ、失敗する気は微塵も無い。
伸るか反るか。
まず肝心のデフォルトの音だけど、皆さんご想像通りの、良くもなく悪くもないザ・普通の音。
理想としてはShop2のチューニングジッポーの音(知らない人はYouTubeでご確認あれ)を目指す。
まぁ素人がアレを目指すのは難しいだろうが、音質改善を試みる誰もがあの「キーーン」という伸びのある、まるで金属製の打楽器の様な音を追求しているハズ。
僕もそれを目指す。
では始めよう。
【第一段】
カムクリップの位置調整。
実はこれは既にいくつかのジッポーで実践済み。
何故ならこれが一番手軽でローリスク、それなりの効果があると思っている。
やり方は実に簡単。
蓋内部のコの字パーツをほんの少し広げる。これだけ。写真では右上に広げる形になる。
調整と開け閉めを数回繰り返し、自分がココ!と思う所を見つければOK。
注意点は広げ過ぎると蓋が閉まらなくなる。が、元に戻せば済む。
あんまりイジくり回すとパーツが折れる可能性があるが、多分そんな事にはならない。
音がどうも気に入らないけど、改造はしたくない…という方にオススメ。
一瞬で出来るし、表面に傷が付く心配も無い。これだけでも十分音は改善される。
【第二段】
ヒンジピンの交換。
ヒンジのピンをホームセンター等で売っている釘1.2mmの物(両端はカット)に交換する。
既に入っているピンよりも少し太いピンに交換する事により、音が変化するというもの。
普通は真鍮釘を使うみたいだけど、違いを確認する為にステンレスの釘も調達。
後は
慎重に…
既存のピンを抜き、
釘をピンと同じ長さに合わせてカット。
そして挿入。
本来、ここでヒンジをかしめておくのが普通なんだけど、今回はステンレスピンとの違いを確認する為、とりあえず入れ替え作業で済ます。
作業自体はそんなに難しくはない。
とりあえず真鍮釘をセットした感想は、
「僅かに音が良く(大きく)なった?」程度。
お次はステンレスピンを試す。
さっきと同じ作業を繰り返し…
完了。
結果、音は真鍮釘と変わらない。
となれば真鍮釘の場合、穴から覗く金色が悪目立ちして気になるので、ステンレス釘でいく事にする。
ここで前半戦終了。
さて、少し一服しよう。
音質はそこそこ改善出来たが、明らかな変化にはまだ及ばない。
後半戦も頑張ろう。
〜続く〜
後半戦はこちら。