Levi's 517の思い出。その後…
前回の記事で古着の517を探しに行こうと決めた僕。
休日に意気揚々と古着屋さんに向かったのは良かったのだが…
無かった。
いや、517はあったんだけど案の定と言うか、やっぱりと言うか、合うサイズと好みの色落ちが無かった。
これが古着の楽しさ且つ面倒な所で、どちらか一方をクリアしても、もう一方が気に入らないみたいな堂々巡りシンドロームに陥り、それを何本も何軒も繰り返しているうちに疲れてもう嫌になってしまい、古着で探す事を断念してしまった。
そもそも店舗側も需要の少ない517を在庫している所は少なく、あってもサイズがデカかったり、小さかったり、短かかったり、長かったり、のっぺりしていたり、妙なセンタープレスが入っていたり、高いデッドストックだったりと、全てに漂うコレジャナイ感にフラストレーションがマックスになってしまった。
大体、古着で“こういうのが欲しい”ってのは昨日今日プラっと出かけてすぐに見つかる物でもない。時間をかけてようやく出会えるってなモンだ。っていう事をすっかり忘れていた。
後、色々見てて思ったのは個体差がかなりあるという事。
アメリカ古着ってそういうモンだからって言われればそれまでの話だし、517に限った事では無いんだろうけど、とにかく見るやつ見るやつフレアの仕方やシルエットに結構バラつきがあって、まぁそれはそれで発見だったかな。年代によっても少しずつ変化しているんだろう。
たからってこれ以上ディテールに関して掘り下げようなんて気は無い。なんせ自分に合うサイズがあればそれで良いのだ。自分至上主義万歳。
気をとり直してプランB。リジッドを見に行く。
ハナから作戦は二段構えだったのだ。
古着屋での事は早々に記憶から消し去り、意気揚々とリーバイスストアに向かった僕。現行品ならばサイズは豊富だし、色はリジッド一択だ。
無かった。
え?
どういう事?
オレンジタブシリーズってこの前出たばっかりじゃなかったの?
オレンジのオの字も見当たらなかった。
おい、どうなってんだよと思い、オンラインストアを見るとやはりセールにかかっていた。
むむむ、そう言う事か。
でもオンラインストアの方は在庫はあるから、買おうと思えば買えるか。だけど、サイズ感は実際穿いて見ないと分からないし、とりあえず注文して、あーやっぱサイズ違った→返品交換の流れも邪魔くさい。
もともと古着で買うつもりだったし、そこまでしてリジッドの517はいらないかな。デカ穿きしたらアタリもつきにくいだろうし。
それに良く考えたら、既にジーンズ3本も持っているのにこれ以上必要無かった。何やってんだか。
てな訳で、丸一日時間を費やしたのにも拘らず結局何も買わずにノコノコ帰って来たっていう、しょーもない話でした。
おしまい。