Zippoオイルの匂いについて
ふと思った。
『最近オイルの匂い、なんか薄くなってないか?』
昔はオイルの匂いがもっと強かった様に思うけど…
ジッポーを使う上で醍醐味とも言えるオイルの香りがあまり感じられない事に最近になって気がついた。
調べてみるとやはり同じ様に感じている人が沢山いたようで…
結論から言うとやっぱり成分が変更されていて、匂いも薄くなっているらしい。 中身は三段階で変更されていたらしく、
「重質ナフサ」*従来
↓
↓
「Light Petroleum Distillate(ライター用オイル)」*現在
細かなオイルの成分や種類、原油の精製法などはよく分からないが、とりあえずこういう流れらしい。
昔のオイルは現在の物よりもやはり匂いが強かった。
それが原油の高騰か、着火性の向上の為か、オイル臭が苦手な人にも売れるようにする為か、理由は色々とあるんだろうが、徐々に成分が変更されていった。
あの匂いが苦手だと言う人もいるが、ジッポーユーザーでそんな事を言う人は少数派ではないだろうか。
あの匂いが良いんだ。
2006年頃に一度目の大きな変更がされているので、僕が最初のジッポーを使っていた2002年頃はやはりまだ従来のオイルだったという事。
なのでオイル臭が薄まっていると感じたのは当然の事だった。
好きな方からすれば、今更何言ってんだ?ってなモンなんだろうけど。
いや、僕も前からアレ?薄い?とは思ってたんだけど、僕は慢性鼻炎で鼻があまり効かないという言い訳を一応させて欲しい。
中身の違いもさる事ながらデザインも年代によって違うのでコレクションついでにいくつか集め、調べてみた。
今までオイルに頓着が無かったけど、こうして揃えるとやはり映える。
手前から、
・(水色)年代不明
・(白赤)1977年〜1984年まで
・(赤黒)1984年〜1991年まで
・(赤青)1992年〜1997年まで
・(紫)1998年〜2002年まで
・(黒)2003年〜現在(年代によりドットの大きさが違う)
これより古いオイルもあるにはあるが、僕が店頭で見た事は無い。
で、この5つがナフサ原料。
そして
右がライター用オイルと書かれた物。
所謂昔のジッポーオイルの匂いというのが上5つのナフサ。
好きな人はこのナフサの匂いを求めている訳だけど、このオイル達はヴィンテージ。現行オイルの何倍もする。なので、普段使いには向いてないし、そもそも店舗でもストックは少ない筈。
そこで、Zippo社製ではないが、
このロンソンのオイル。
これは値段も手頃でナフサが使われている。
しかしこれも近年生産国がイングランドから韓国製に変わったようで、ナフサはナフサだけど、匂いは全くの別物らしく、とにかく評判が悪い。
なので、イングランド生産のロンソンオイルを見つけたら買いだろう。
あ、因みに今回のはイングランド製。
とりあえず、
片っ端からパフパフしてみる。
結果、
気持ち悪くなった。
うーん、
正直上6つの違いはよく分からない。
僕はオイルソムリエではないのだ。
だけどあえてグループ分けするならこんな感じかな。真ん中2つは少し匂いがキツい。右2つは少しマイルド。左2つは少し薄いかな…。
手前の現行オイルはまぁ今の匂い。
唯一
これだけ薬品の様な独特の匂いがした。
【結論】
ヴィンテージのオイルは缶に入っているとはいえ徐々に揮発していくので、古い物ほど少なくなってしまっている。
どうせ蒸発しちゃうならもう割り切ってジャンジャン使おっと。