Zippo開閉音の調整を初めてやる方にオススメのモデル
開閉音の調整。改善。チューニング。
言い方は何でもいいが、初めて調整をやる方にオススメ・やり易いモデルを僕なりに考えていこうと思う。
【はじめに】
まずこの記事の目的は作業ミスする確率をモデル選びの段階から減らす事にある。
音は二の次。というかまずは作業自体が成功しないと音は良くならないので。
もし初めて開閉音の調整を考えている方が居るならば、とりあえず参考にしてみて欲しい。
後、 神経質ではない方、別に傷が入ろうが壊れようが気にしないという方はこんな記事を見る必要は無い。
【モデルの選択肢】
種類が多過ぎてどれがいいか分からないと思うので、徐々に絞っていく。
目次
・レギュラーかアーマーか
・素材
・ケースの形
・表面仕上げ
・中古品
順を追って説明していこう。
【レギュラーかアーマーか】
ジッポーには通常のレギュラーケースと少し分厚いアーマーケースがある。インナー(中身)は同じ。
で、調整するには圧倒的にレギュラーケースの方がやり易い。
これはヒンジピンが外し易いからで、アーマーはとにかくここで難儀する。
慣れない人がやると確実に傷だらけになるだろうし、ヘタするとヒンジがブッ壊れて全損の可能性も。
但し音は素材の厚みが違う為、断然アーマーの方が良い。
【素材】
ヤメておいた方がいい素材。
写真の様なメッキ物・カラー塗装物・プリント物・樹脂プレート貼り付け物。
これらはどれもスリ傷が付きやすい、またはコーティングが剥がれる可能性があり、初めて調整するには向いてない。
樹脂プレート物に関しては、恐らく音はどうやっても良くならない。推測でしかないけども、デフォルトの音が悪過ぎる。触った事がある人は分かるかも知れないが、ここからイジったとしても結果は容易に想像がつく。
なのでここはシンプルな無地の無垢素材がベスト。要するに単一の素材で出来たケースを選ぶ。値段的にも真鍮(ソリッドブラス)が良いだろう。
まさか初めて調整するのにスターリングシルバー使う人はいないですよね。
【ケースの形】
とりあえず手前の様な現行の形を選べばOK。
形が特殊な35レプリカや41レプリカはヒンジの作りが若干違う為、失敗のリスクが高い。しかも音もそれ程良くならないようなので、敢えてレプリカモデルを選ぶ必要は無い。
【表面仕上げ】
ハイポリッシュ(鏡面)かブラッシュ(ザラザラ)か。
ここは好きにしてOK。
音はどちらでも大差は無い。
厳密には違うのかも知れないけど、少なくとも僕には分からない。
どうでもいいけど…部屋暗いね。
【中古品】
個人的には避けた方が良いと思う。
めっちゃ安かったなら練習用に良いかも知れないけど、そもそもイジってある可能性もあるし、リサイクルショップ等では売る側がそこまで把握してない事も。
僕は以前頂き物のジッポー(全く使い物にならない壊れたヤツだけど、見た目は普通)をリサイクルショップに持ち込んだ所、普通に買い取ってくれて、後日中々の値段で売られていた。おいおい。
知らずに買ってしまった人には申し訳ないが、そういうのを掴む可能性もあるって事には注意しないといけない。
【結論】
初めての調整にオススメのモデルはこれ。
Brushed Brass Zippo
真鍮無垢のレギュラージッポー。
ハイポリッシュよりもブラッシュの方が少し安いのでこっちをチョイス。
もし作業中に傷が入っても下地が露出する事が無いし、使っているうちに他の箇所にも使用による傷がどうせ入るのでそこまで神経質になる必要は無いかなと。
音もそこそこ良いので初めてやるには十分な結果は得られる筈。
という訳で健闘を祈る!
調整の流れはこちら。
ブラッシュブラスちゃうんかい!